うつ病診断SDS(自己評価式抑うつ性尺度)
うつ病SDS診断は、20項目の自己記入式の評価尺度で、うつ病の重症度を評価できるほか、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IVの大うつ病性障害の診断基準に対応しているという特長を持っています。世界10カ国以上で使用されています。
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診断の概要
SDS(Self-rating Depression Scale)は、日本語では自己評価式抑うつ性尺度と呼ばれています。 SDSは患者さん本人が20の質問に答えていく心理検査で、うつの程度を客観的に数値化することができます。 主観的な心理検査なので、SDSの結果でうつ病が診断できるわけではないのですが、症状の程度を推測することができますし、治療効果の判定にも生かすことができます。 SDSの原案を作ったのは、デューク大学に在職中の臨床医であったW.W.W.K.Zung教授です。日本においては1965年に福田一彦、小林重雄氏らで、日本語版の作成に至りました。 1965年から大幅な改定もあまりされていませんが、古くなるということもなく妥当性を得られている検査なので、いまだに多くの医療機関の心理検査として実施されています。
診断の目的は
SDSの目的は、抑うつ傾向の度合いを数値化することによって客観的に判断することです。 SDSはうつ症状による心身両面の特徴的な症状を質問していますので、点数の高さである程度の状態判断をすることができます
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注意すべき点
私たちは医学的診断を直接提供していないことに留意してください。臨床面接の代わりとしてではなく、専門的な診断の補助の形でこの完全な心理測定検査を使用することをお勧めします。
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